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コロナ禍をいい方向に [経済・社会]

コロナウイルス禍を契機に、正しい政策変更を。

コロナウイルスという災厄が日本や世界に大きな影響を及ぼしている。経済的損害はすさまじい物があるだろう。しかし悲観ばかりする必要はない。しっかりと対策を取れば、より早く、デフレから脱却する契機となる。

重点:打ち方止め、兵を休めよ。そして癒し、消費力を高めよ。

これがコロナウイルス禍に対する最もよい方法だ。

今まで打つことだけ、戦線を広めることだけ、生産量や仕事を増やすことだけ、をやってきた日本が、やっと打ち止めすることができる。

そしてコロナが治まった時、日本がどのような経済状況であり、どのような政策を取るかが重要である。

昭和20年代の戦後処理の時代を例にするとよいと思います。敗戦の苦難の時代でもあるが、経済的には、戦争という大規模公共投資を止め、徹底した、国民への癒しや、食べさせることが、次の昭和30年代への飛躍につながったのです。

現在の日本の経済的状況は、他の国より非常に厳しい状態にある、そのため一歩、対策を間違えると一挙に崩壊ということもあるだろう。

特に何も考えず、コロナ禍が、過ぎ去ると同時に、
大号令で、これまでの停滞を取り戻そうと、狂ったように、今までと同じような経済政策を取れば、一気に崩壊していくだろう。

すなわち、生産量を増大を目指す政策をさらに実行するなら、人手不足が足かせとなり、思う程、生産量が伸びず、借金過多と、低賃金の外国人労働者の増加という結果が待っている。

今回のコロナ禍でも、政府が十分な支援策を取ったとしても、実際の検疫現場や、病院関係では、人手が足りなくなっており、それが足を引っ張っているのではないか。

幸いなことに、デフレ下では、生産量が少々鈍くなっても、あまり問題ではない。
しかし消費が下がることは、(デフレ下というのは、消費が不足している市場であり、)一気にどん詰まりを向かえる。

そのため、政府は、あらゆる資金を消費者側に、消費を促進するように突っ込むことが、このコロナ禍を最低限の被害と、経済的損失を大きく被らない方法である。

消費者や労働者に対する癒しを十分にすることが、生命の危機を遠のかせ、消費を充実させ、増やすことができるのである。

オリンピックの延期によるインフラや、万博、カジノ複合施設、などに狂ったように投資したり、マイナス金利をさらに推し進めるようなものは、最悪のシナリオである。

日銀は、また同じような政策取り始めたが、消費者には預金金利を引き上げ、売り上げ停滞に悩む企業には、マイナス金利で融資するぐらいでちょうどよいのだ。
預金金利と、貸し出し金利を同調させる必要はない。
このぐらいの政策をもっと早くすべきなのだ。

それよりも、パートさんなどの非正規労働者に対する補助、子供をもつ従業員さんへの補助など、いろいろな方策が考えられ実施されようとしています。非常にいいことです。

しかし大事な基本的な考え方は、直接、ハローワークや、役場、市役所などから補助金等を労働者や消費者には支給することが重要です。企業からだと、企業のさらなる負担となり、また本当にどの程度労働者に渡るかわからないところがあるからです。

また失業者を増やすことが大事です。
今まで日本の政府は仕事を作り過ぎ、多くの就業者が低賃金で、仕事にへばり付いている状態になっています。
付加価値を上げ、所得を増やすには、生産量を減らし、消費を増やすことが大事です。それがデフレから脱却する方法でもあります。

雇用保険を丸ごと支給してください。今までの雇用保険は、前の給料の7割とか8割とかでしたが、デフレの場合10割保証で、期限もデフレが解消するまで、やってください。

こうすると、労働者も、また企業も労働者を辞めさせ易くなるのです。

仕事量を減らし、消費を増やすことが、付加価値を高め賃金を上昇させるのです。

自動車にもハンドルの遊びが必要です。交通信号機には青と赤の間に黄色があります。ゆとりがなければかえってうまく進みません。労働者の余裕が必要なのです。

ゆとりのない日本はもうこれ以上何もできません。後ひとつ災厄がくれば瓦解するでしょう。四方八方に人手を張り付けているため、次の危機に対応できない状態なのです。

そして今、さらに消費税を5%に戻すことが口の端に普通に乗って来るようになっています。これこそが、わざわい転じて福となすである。

兵を休めよ。進むな。デフレ解消には生産より、消費が大事。この機を逃さず、消費者に厚く、消費税を8%に戻す、あるいは5%にすることは、一気にインフレスパイラルを生じさせるため、デフレ解消の起爆剤になるでしょう。

生産量刺激は、今の時期は無意味です。だれも買わない。デフレ下での生産停滞より、消費の維持が、景気に好結果をもたらすのです。

今は徒に動く時ではない。景気の先行きを過度に心配する必要もない。兵を肥やす時なのです。

一言主。
https://siawaseninarou.blog.so-net.ne.jp/
http//www.eonet.ne.jp/~hitokotonusi/参照のこと。


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